About
JUBF日本学生ボードセイリング連盟は、(財)日本セーリング連盟に加盟する全国の大学の学生連盟です。ウィンドサーフィンを愛し、技術を向上を目指して日々練習に励む全国の学生が集まっています。
学連の歴史 History
JUBF日本学生ボードセーリング連盟の歴史
1967年にカリフォルニアで生まれたウインドサーフィン。
ヨットとサーフィンを足して2で割ったようなユニークなニュースポーツは瞬く間に世界中に広がりをみせ、日本にも1972年に上陸して来た。
そんなかっこいいトレンドを当時の大学生たちも見逃す訳が無く、1977年にはすでに第1回学生選手権と称して、葉山でレースが行われている。その時の参加大学3校。記念すべき第1回葉山大会のレース参加者は12人からのスタートだった。
1978年には学生連盟が発足する。(関東、関西で計7校)
その後は学連参加大学が全国に広がり、年々増加していった。
1984年のロサンゼルスオリンピックのセーリングの正式種目にボードセーリングが選ばれたのをきっかけに、ボードセーリング界全体の組織整備が進む。
ちなみに、ウインドサーフィンが商標登録名であったことから、このスポーツは一般名称としてボードセーリングと呼ぶようになったのもこの頃からだ。
1987年には、学連も正式名称を日本学生ボードセーリング連盟(Japan University Boardsailing Federation/ 略称JUBF)と名称変更した。
そしてあのバブル経済真っ只中の1988年には全国に1500人近いメンバーがいたと言われる。
学連の艇も1989年から、これまでのウインドサーファー級からミストラル級が採用された。
1990年代以降、世の中はバブル経済の崩壊(1991)、 阪神淡路大震災(1997)、9.11同時多発テロ(2001) 、リーマンショック(2007)等々が起きる激動の時代へと突入していく。
この頃から、娯楽の多様化により若年層のスポーツ離れが進み、ウインドサーフィン界も例外ではなく、競技人口も減少していった。
セーリングの世界では、ますます、ダイナミックなプレーニングとスピード追求したレースの傾向へと向かい、ウィンドサーフィンのボード形状もロングボードからシュート&ワイド形状へと進化していく。
オリンピック艇種も、2008年北京オリンピックからモダンショートな形状+ダガーボードを有したRSX級が採用された。
世界的にもメーカーのロングボード生産撤退の影響とそれに代わるショート&ワイド形状への方向性を受けて、2010年に、学連公式艇種は国際セーリングクラス最大級のテクノクラスへと変更した。
2010年当時は、厳しい世相背景も手伝い約300名ほどに減少していた学連だったが、関東、関西、九州に分布する各大学にいた海を愛して、ウィンドサーフィンに青春を懸ける学生達の情熱は、その後に起きた3.11東北大震災(2011)や未曽有のコロナパンデミック(2020-21)の困難な期間にでさえも各支部、各大学間の絆を大切にして、学生間の横断的な創意工夫で動きを止めることをしなかった。
日本各地で開催されるレースイベントのみならず、継続的な国際大会への積極的な参戦などの活動を通し、2022年12月現在、全国40大学 約600人の学連加盟選手やマネージャーたちが共に力を合わせて、学業と学連活動を両立しつつ、今日も切磋琢磨しながら成長し続けている。